製造・加工方法による亜鉛メッキ鋼板の分類
① 溶融亜鉛めっき鋼板。薄い鋼板を溶融亜鉛浴に浸漬して、その表面に亜鉛の層を付着させます。現在、主に連続亜鉛めっきプロセスによって製造されています。つまり、圧延鋼板を溶融亜鉛めっき浴に連続的に浸漬して亜鉛めっき鋼板を製造します。
2 合金亜鉛メッキ鋼板。この種の鋼板も溶融めっき法で作られますが、タンクから出した直後に約500℃に加熱され、亜鉛と鉄の合金皮膜が形成されます。亜鉛メッキ鋼板は塗膜の密着性と溶接性が良好です。
③電気亜鉛メッキ鋼板。電気めっき法により製造された亜鉛めっき鋼板は加工性が良好です。ただし、皮膜が薄く、耐食性は溶融亜鉛めっき板に劣ります。
④ 片面亜鉛メッキ鋼板と両面差動亜鉛メッキ鋼板。片面亜鉛メッキ鋼板の片面のみに亜鉛メッキを施した製品です。溶接、塗装、防錆処理、加工において、両面亜鉛メッキよりも反応性が優れています。片面がコーティングされていないという欠点を克服するために、もう片面に亜鉛の薄い層をコーティングした別の種類の亜鉛メッキ板、つまり両面差動亜鉛メッキ板があります。
⑤ 合金及び複合亜鉛メッキ鋼板。亜鉛と鉛、亜鉛などの金属、さらには複合メッキで作られた鋼板です。この種の鋼板は、防錆性能に優れているだけでなく、塗装性能も良好です。上記5種類の他に、カラー亜鉛メッキ鋼板、印刷塗装亜鉛メッキ鋼板、塩ビラミネート亜鉛メッキ鋼板などもあります。しかし、最も一般的に使用されているのは依然として溶融亜鉛メッキ板です。
投稿日時: 2023 年 2 月 8 日